しいたけのかわちょう


ホーム≫今年の椎茸うんぬん・・・椎茸閑話。

2005年12月1日
このたび

こちらにブログ開設しました。

これからは、ブログの方で閑話したいと思います。どうぞよろしく。

 

2005年11月27日

先日椎茸の農薬についてお問い合わせをいただき、下記のように回答差し上げました。

>タイトル:農薬について
>内容:年末特売の日本産椎茸の購入を考えているのですが、
>この椎茸「徳用カケハ」と「小粒どんこ」が栽培時に農薬が使われている>かどうかを知りたいのです。
>ご回答のほどよろしくお願い致します。


お問い合わせまことにありがとうございます。お問い合わせの商品につきましての農薬検査は行っておりませんが、日本産の原木椎茸は種駒打ちから生育収穫乾燥に至るまで農薬を使用するプロセスはございません。

中国産の菌床しいたけにおきまして以前、農薬使用の報道がございましたのでご心配は尤もかと思います。 弊社や同業者についても、その後輸入椎茸についての農薬検査を行って情報を確認しているところですが農薬が検出されたことがありません。
唯一の情報としては過去ホルマリンが検出されたとありましたが、これもキノコが元々持っている程度との関係機関からの回答で安心しております。

日本産と表示している商品は、弊社の場合、宮崎県と大分県、熊本県からのものになっております。宮崎県産に限った場合のみ「宮崎県産」「奥日向産」と表示させていただいております。

十分な回答になっていないかもしれませんが、取り急ぎご返事申し上げた次第です。 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

2005年11月1日

秋がきたのか?あれっ冬がきたぁ。

今年の9月は台風の被害が激しかった宮崎県。奥日向の椎茸産地は山肌が流れたり、道が飛んだりと大変でした。椎茸のほだ木が土砂で埋まったりしているところ、道がなくなって椎茸採りにも行けないところも多々あるようです。

10月の下旬からいっぺんに寒くなってきました。

今年もあと2ヶ月。早いなぁ。

最近は菌食というのが流行りだそうです。キノコは低カロリーで繊維も多く、体の調子を整えてくれます。運動不足気味でカロリー摂取を減らしたい方にはとてもよろしいかと。風邪の予防によいとものの本にも書かれてました。

さて、2005年末までの期間限定の特別ご奉仕価格品を用意させていただきました。是非この機会にご利用くださいませ。≫粒選りどんこ徳用カケハ

 

 

2005年5月16日

タケノコとサクランボ

5月になると干したけのこが出来たよと電話があります。毎年この時期しか手に入らない産物です。先日もってきてくれた生産者の方、天然のサクランボがあったのでといただきました。普段人が入らない山奥にひっそりと実をつけてるのだそうです。小ぶりで大小ながら、つやつやプリプリしています。

すぐ興味がわいてどこ?って場所をききたくなります。でもきいてはいけません。野暮というものです。

干しタケノコ、以前は九州でしかあんまり好まれていませんでしたが、すこーしづつ全国版になってきました。今日質問があったのは、「タケノコについてる白い粉のようなものはナンですか?」であります。

NHKためしてガッテンのHPにありました。

「チロシンというアミノ酸」のようです。勝手に転載すると怒られますので、詳しくは下記をご覧下さい。

http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2004q2/20040421.html

 


2005年4月11日

宮崎県日向市と隣の延岡市には椎茸市場がありまして、ここで定期的に乾しいたけの市があります。指定の商社でないと入札には参加できませんが、県内あちこちの乾椎茸が集められています。また、椎茸の生産状況やあちこち他県の相場についてなどいろんな情報も集まるところです。

今年の春子はどうか?と気になる時期であります。今年はちょっと3月終盤まで寒さがあったりして、発生が遅れていると聞いています。出品されている椎茸も冬の寒い時期にできるガチガチとして重たい身の締まったものが多く見られます。宮崎県も南の方は、あんまり採れてないようだとの情報。また北部山間部はいま採集が行われてるようで、何ともわかんないという感じであります。

いずれにしても期待していた数量ほど採れてなさそうです。品柄によっては入手が困難になるといった状況がおこりそう。

さて、それとは別に例の市場の社長さんがナメコの乾燥したもの下さいました。ナメコというとスーパーで生をみるぐらいでしたので、乾燥物はとても珍しいですね。そして、これを戻して食べたらどんなものだろう?と想像するだけでも楽しい。

そんでもって味噌汁にいれてみました。水戻しは割と楽。ちょっとさっと洗うだけでOK。あまり時間が長いとドロドロになりそうですから。あとは、お味噌汁に入れて一煮立ち。

生と乾燥ものの違いはしいたけでもそうですが、歯ごたえのあって味があるって感じが楽しめます。スーパーで売っている生には、いつでも手に入る安心感がありすぎてありがた味を感じなくなってしまってる。でも、これはちょっと手に入らない地元産のしかも天日乾燥ものでありまして、希少価値と高級感をたっぷり堪能できます。

 


2005年2月19日

2月の宮崎県はスポーツのキャンプで大賑わい。飛行機のチケットはとれんわ、ホテルも満杯。私の住んでる日向市では注目の楽天イーグルスと、その前には欽ちゃん球団と毎日TVで日向、日向とうれしいですね。

1月は寒くて平年並みかなと、2月のはじめは雪が降ってびっくり。そしてこの1週間は雨が多くて気温もちょっと高め。

さあ、今年の椎茸どうなるでしょう?

新製品「宮崎県産しいたけ純粉」発売開始しました。シイタケをバカ正直に粉末にした代物ですが、意外とおいしい。どうぞ宜しくお願い申し上げます。


2005年1月13日

1月になりました。やっぱり南国宮崎でも寒いです。冬ですね。

鰹ふりだしサンプルプレゼントは、たくさんのご応募をいただき予定数をオーバーしてしまいました。1月13日20時をもって勝手ながら終了させていただきました。

せっかくおいで下さってがっかりのお客様。抽選ではありますが、ご汁の素プレゼントを用意しました。(締め切り1月31日)

どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。

 


2004年12月13日

庭のほだ木に椎茸が。

春子はよく発生するが、秋はどうかな?と思ってたら12月になって小さい芽が出たかと思ってたら雨の度にむくむく大きくなりました。
朝食には味噌汁に、夕食にはバター炒めと採り立ては美味しいですよね。

今日は保険屋さんのくれた冊子に「ご馳走」のことが書いてあった。『ご馳走という言葉はもともと駈けずり廻り走り廻って食材を集め、心を込めて料理するところからきているという。そこに食べてもらう相手の人に喜んで欲しい、おいしく食べて欲しいという思い、願いが込められているのである。』(PHP 12月号)
うーん、食材や料理の見栄えや値段も大事だけれど、つくる人と食べる人の思いがつながると「ご馳走」になって幸せ感じるんだなと思いました。

最近中国産椎茸から日本産椎茸に変えるお客様が増えてきました。安心安全の日本産がなによりと言っていただいております。私どもも生産地と密着しておりますのでうれしい限りです。

私どもが日本産ご使用の際にお伝え申し上げていることのいくつか。

日本産乾椎茸は年々減少高齢化する生産者の努力で生産が行われています。大量生産の中国に比すれば、同じ規格と数量をいつも供給できるわけではありません。よく食品工場の方からお叱りを受けますが、森林のもとで自然の影響を受けながら育つものですから、人間と同じでクローンなものは出来ません。雨が多いときは、黒っぽいものが多くなります。寒いときは肉厚で重いものが多くなります。気温が急に上がる時期には成長が早く薄いものになります。言い訳がましくなりますが、正直乾椎茸をご利用いただく方の理解も必要です。

椎茸に限らず、同じ規格、安定供給、値段ついての努力といった条件が積み重なってくると中国産へ中国産へとシフトせざるを得なかった会社も多々あるのではないでしょう。

国産乾椎茸はほんとにデリケートです。生産量、品柄、発生のタイミングなどなど。入札場で会うキャリアの長い方でも「毎年一年生じゃもんなぁ」とよくおっしゃられます。奥が深いです。


2004年11月08日

椎茸も秋子が市場に出てまいりました。春と秋はどっちが多いの?とよく尋ねられます。お客様のイメージとしては、きのこといえば秋。鍋物や煮物、カレーやシチューなど、お家が恋しくなる夕暮れにお母さんやおばあちゃんのお料理の香りが家中をあったくつつんでくれるイメージがTVやいろんなメディアで繰り返し出てくると、おーぉ今日はきのこを食べてみようじゃないかとおもいますよね。

こと乾椎茸に関しますと、だんぜん春子の生産が多いです。秋は20%もないのかも。秋子の特長としてお腹の色の黄色味がオレンジというよりイエローが強く、椎茸の軸足が長く、椎茸の葉が薄くて粘りがすくなく、割れたり粉になりやすい。どちらかというと春子が好まれますね。

今年の秋子の生産量は特に台風や水害と9月になっての天候不順があって当初予想されたよりも少なそうです。

野菜も魚も9月、10月は、例年よりかなり出荷が悪かったよう。逆にこれまで公共事業も縮小されて、お先真っ暗と思ってたら災害復旧工事が急に忙しくなったところなど悲喜こもごも。田舎はもろに街の雰囲気に出てきます。


2004年9月28日

秋はきのこのシーズン。食卓にはいろんなキノコ料理が並ぶ季節ですね。最近では生椎茸が一般的で年中お店に並んでいますので、季節感が薄れていますが、こと乾しいたけになりますと、春子と秋子がありまして、春子は3月、秋子は10月ぐらいが発生時期になります。

生と乾、よくどこが違うのと聞かれます。大雑把なところで言うと、生椎茸用の種ゴマで作った椎茸を乾燥させるとしわしわのサパサパな乾し椎茸になって見た目も味もそっけないものになってしまいます。乾し椎茸用の種ゴマでつくる椎茸はそれだけ繊維が強く身が入ったタイプといえるでしょう。

さて、昨日の地元新聞に椎茸の薬効についての記事でてましたので、ご紹介します。(宮崎日日新聞「健康歳時記」)

『きのこの季節。「香りマツタケ味シメジ」というが、栄養なら断然シイタケだ。昔から「病後のシイタケ」といわれ、体に力がつくと信じられてきた。実際、たんぱく質、カリウム、ビタミンB1、B2、ビタミンD、食物繊維・・・などマツタケやシメジよりも多い。

シイタケには特効成分が含まれている。血中コレステロールや血圧を下げるエリタデニン、免疫力を強くし、抗癌作用のあるレンチナンなどだ。最近の研究で、動脈硬化を防ぎ、血管を強くする作用が確認されたポリアミンも多く含まれる。

また、エルゴステロールという成分は、紫外線が当たるとビタミンDに変わる。だから、天日乾燥のシイタケにはビタミンDが豊富に含まれている。ビタミンDはカルシウムの吸収には不可欠の栄養素だ。成長期の子供も、骨そしょう症が気になるお母さんも、血圧が高いお父さんもシイタケをたくさん食べるといい。

なお、シイタケの旨味のもとはグアニル酸。かつお節のイノシン酸と並ぶ旨味成分のへきだ。香りも味もシイタケなのだ。』


2004年9月15日

台風の影響

今年は台風が続けざまに来ています。宮崎県もいろんな場所で被害が出ています。日向から奥に入った椎茸の産地「椎葉村」では宮崎側からも熊本側からも道路が寸断され、孤立状態になってしてしまいました。

しばらくは大型トラックも入れず、途中から軽トラックに荷物を載せかえての作業になっているときいています。

また、好評販売しております「奄美産きくらげ」の生産地鹿児島県沖永良部島もかなりなダメージと連絡がありました。きくらげの栽培地がやられ、復旧に時間がかかっております。しばらくの間ご注文お待たせすることがあると思いますが、どうぞご了承下さいませ。

ところで懇意にしている会社の専務さんにおそわったのですが、地震・雷・火事・親父という言葉は誤用だと知ってました?
本当は、地震・雷・火事・山嵐(やまじ)が本当で、いつのころやら「やまじ」が「おやじ」に代わったそうです。そして、山嵐とは台風のことだそうです。

今日は「敬老の日」とばかり思ってたら、いつの間にか9月15日ということではなくなっていたんですね。知らんかった・・・。


2004年8月27日

しいたけは不老長寿の食べ物か?

ものの本にはよく中国では云々と書いてありますが、どうしてかと疑ってみたくなります。

明朝の医師呉瑞という人が「精力をつけ血行をよくし血液を浄化する」という意味のことを書き残しています。しいたけにふくまれる成分としてはビタミンBやエリタデニンというものが発見されていますので、この物質が血圧を下げコレステロールの抑制に効果があると言われています。また食物繊維が多いことで便通異常の改善、肥満防止、成人病予防や免疫増強作用なども注目されています。

現在の食生活はまず栄養過多でありますので、低カロリーとかノンカロリーがポイント。しいたけやキノコ類がまずそのお手伝いできるといえます。不老長寿の食べ物かどうか自分で実感するしかありません。年月をかけて椎茸を欠かさずお召し上がり下さい。


2004年8月3日

台風10号が7月31日過ぎてゆきました。台風の左側になることが少ないので知らなかったのですが雨は思ったよりも少なかったです。

ちょうど稲刈りが始まっていて、台風がまっぽし来れば大変だったかもです。あちこち祭りもあって担当者はとても心配してたようです。

「まっぽし」=「全く全体」とか「まるごと」とか「直(ちょく)」とか言う意味で宮崎では良く使います。

お盆用にまた敬老の日、お彼岸用に、手軽で本格的な椎茸煮物セットはいかがでしょうか?


2004年7月29日

天白どんこ1粒プレゼントには1000名を越える応募をいただきまして、まことにありがとうございます。たった1粒、されど1粒。ご意見も多数頂戴しまして役立ててゆきたいと思います。

このたび椎茸煮物セットをインターネット専用で発売します。椎茸と干したけのこ、乾燥ぜんまいとダシパックと一緒にした、とてもシンプルで本格味の煮物ができるスローフード派にはもってこいのアイテムです。どうぞよろしくおねがいいたします。


2004年6月27日

今年の夏は猛暑という予想があります。去年が冷夏でとんでもない夏だったので、暑くなるのは期待しますね。ただなんか刺すように暑いのが最近の夏日です。夏が涼しいのはいやだけど、猛暑というのもちょっとこわい。

プレゼント始めました。乾椎茸の中でも一番高級な「天白どんこ」をプレゼントします。私どももあんまり口に出来ない代物です。是非ご応募下さい。


2004年6月20日

最近やっとのことで、ホームページをリニュアルしました。やっぱり自分のイメージが固まんないとだめですね。シンプルで落ち着いたページにしたいなぁと思っていたので思いがかなってよかったです。

まだ工事中もありましてすみませんが、今しばらく。


2004年2月24日
2004年乾しいたけ-VOL.1

2月は逃げ月、3月さらさらと、今年も乾しいたけの春子が出てくるシーズンになりました。生産量は?品柄は?と気になるところです。

どうも天産物は昨年から生産量が不足が顕著になってきているようで、あちこちで値上げ値上げと声を聞くようになりました。こちら宮崎では千切り大根は特に少ないです。1年分供給できるんだろうか?と余計な心配。生産は大変ですよね。朝の明けやらぬうちに大根洗って、千切りにして、これまたさむ〜い乾いた風の吹くところで天日に干す。全体まんべんなく乾くようにずーっと見て回る。それも機械で全部できるわけない。またその日のうちに取り込んで持って帰る・・・。聞いてるだけでも大変だと思います。生産農家が減るのもわかります。

川下に行くとまた話は違って、値上げ交渉は難しく、クレームはカンタンに言ってくる。生の大根は安いのにどうして?というお客様。なんで千切大根に土ついてんの?青いところはカビみたいでいやとか・・・。

千切大根はあんまり詳しくないけど、今年は椎茸とともにいろいろ書いてみるつもりです。ホームページの全面リニュアルを3月中にしたいなあと思っているところなんですが、これまたのんびりしていていけません。頑張ります。


2003年12月2日
2003年乾しいたけ-VOL.8

11月は暖かくて雨も結構降りました。秋子のしいたけもいくらか出たようでしたが、今年の日本産乾しいたけはやっぱり少ない。来年の春も少ないようです。それは今年は植菌量が増えるようですが、生産量に影響してくるのは再来年ぐらいになるからだということ。

自然のことですからどうにもこうにもですが、冷夏に暖冬だといけません。12月は寒くなって欲しいですね。


2003年11月3日
2003年乾しいたけ-VOL.7

例年11月にもなれば結構寒いもんですが、今年はなんや変な気候ですね。ちょっとぬくいです。庭に置いてたしいたけのほだ木から、秋子がほらほらと芽きってきてます。あれあれという間におおきくなる椎茸には強い生命力を感じますね。ほんと。

最近、奄美産のきくらげ人気です。味もさることながらやっぱ安心ですよね。どうぞよろしく。


2003年9月15日
2003年乾しいたけ-VOL.6

9月になってしまいました。猛烈な残暑が10日ぐらいまで続いて、やっぱり21世紀は地球温暖化異常気象だとむかし学校の先生がいってたけれどほんとうだなと思ってすごしておりました。しかし、台風が過ぎた後は、やっぱり秋が来るじゃないかと思わせる涼しい毎日と打って変わりまして、ほっとしております。

さて、秋はきのこのシーズンで、椎茸はきのこの中でも一番日本人に親しまれています。私たちの会社で扱っているものは乾燥の椎茸で、食味とダシが食卓のかくし味として活躍します。ご家庭で椎茸を水戻ししたり、カツオ節を削ったり、昆布でダシとったりすることは減ってきたかもしれませんが、いろんな加工食品にはよく使っていただいております。気がつかないところで意外と椎茸に接しているのですね。


2003年7月1日
2003年乾しいたけ-VOL.5

7月になってしまいました。ページちょっとイメチェンしました。今回は、同業の竃{吉さんの商品も一緒に販売します。この会社は宮崎産乾椎茸一筋です。椎茸の加工品も手がけています。早く紹介できると良かったのですが、なかなか準備が整わず本日やっと掲載できたところ。

6月の宮崎は雨に次ぐ雨でした。こんなに雨の多い年は珍しいです。台風もいくつか来ました。こんな年回りは農作物にも影響でそうです。ちなみに宮崎名産の千切大根も今年は、めっちゃないですね。

私たちで作っております地元の紹介サイト「日向ウェーブ」宮崎の地場産品を販売する「まるごと宮崎」も楽しい情報満載です。こちらも是非どうぞ。


2003年5月14日
2003年乾しいたけ-VOL.4

5月になってしまいました。業界では各地で品評会が行われました。生産量の少なさは決定的で国産椎茸の平均価格はしっかりしております。価格的には3割上がったということです。ユーザーの方は暴騰かと驚くかもしれませんが、業界では現実が現実だけに今後の対応に移ってきております。こと椎茸業界に至っては、生産者から流通までを悩ましてきたデフレが終わったようです。

5月7日 徳島の西日本放送「さわやかラジオ」にTEL出演させていただきました。5分ほどパーソナリティーの方とおしゃべりしてとても楽しかったです。四国の皆様には私のヘンな宮崎弁が届いたかと思います。大変失礼いたしました。プレゼントには多数のご応募ありがとうございました。ご当選者の方には5月14日特選の肉厚どんこ椎茸送りました。


2003年3月27日
2003年乾しいたけ-VOL.3

3月は出張が多くて東京、大阪、札幌とぐるぐる回っておりました。いろんな人に会うといろんなアイデアが出て来て、あんなこともこんなこともやってみたいと前向きになりますね。インターネットの業務ではお客様のサイトもいくつか抱え込んでおり、次のネタ探しもせねばとあせるばかり。またまた年度末ということもあって事務整理の要請も多く、全く朝から晩までなにやってんのかわからない毎日です。

ところで、乾し椎茸の話。今年の春子もいよいよ本番を迎えています。生産量はまだ確定しておりませんが、年々駒打ち量がすくなっている関係で大方の予想通り「多い」ということはありえないようです。4月になってくると品評会もありますので、そのあたりの時期で今年の相場も決定してくると思います。

3月23日、24日と北海道に行っておりまして、百貨店のきのこ売り場を見てたら、結構地元産の生椎茸が出てるんですね。値段も手ごろです。九州のように露地ものでないので全体に白っぽいですが、10年前の定説では椎茸の北限は岩手ぐらいまでで北海道での椎茸生産は考えられなかったところです。わかっているつもりでも目の当たりにしないと頭の中が切り替わらないもんです。もう「オヤジ」なんですね。


2003年2月23日
2003年乾しいたけ-VOL.2

しいたけではありませんが、先日全国系TVの某有名料理番組を制作しておられる会社のご担当より、奄美産のキクラゲについての問い合わせをいただきました。インターネットで検索しているうちに弊社のサイトに日本産きくらげを見つけて、お電話いただいたところでした。

新らしもの好きの私ですので、ホームページも7,8年前から開いております。お蔭様でいろいろな方面からメールやお電話があって嬉しい限りです。インターネットがなかったら、田舎のこーんなところを誰がみつけようかと思います。インターネットをはじめたころ、よく学者の方が言っておられた「時間や距離」を感じさせないものとは本当にそうなってきたんですね。初めてお電話をいただく方でも、ホームページを見てと言われるとなんとなく親近感を感じる次第です。

何はともあれ、日本できくらげを作っているところは、ほんとうにないと言ってよいと思います。もともと日本ではキクラゲを栽培しようという歴史はあまりなくて、20年ぐらい前は台湾からの輸入が主でした。今は中国がほとんど。私のところも専ら中国から輸入したものを使っております。

本当に奄美産のきくらげがTVに登場したらウレシイですね。新しい情報が入ったらUPします。

年度末は、いろいろなにかと重なっていけません。自分を見失わないようガンバリマス。


2004年1月15日
2003年乾しいたけ−VOL.1

昨年秋から国産椎茸の人気はうなぎのぼりですね。生産者の方々は久々にお顔がほころぶ春子でしょう。

私のところは生産自体はしておりませんので、産地の情報と市場の情報、販売店さんの情報を加味しながら流通・加工を行っております。

庭に少々ほだ木をおいておりましたら、正月も花が咲くようにぽつぽつと椎茸が芽を出し、湿度が上がる日には、ぴゅっと大きくどんこになります。とっても可愛いですね。また、とれたての生しいたけを食べるのもなかなか良いもんですよ。

なんだかんだと正月も明ければお得意先まわり。正月早々値上げの商談でバイヤーも機嫌が悪い。他を探すからと啖呵を切った方も結局、自然の産物の前には手も足も出ません。乾し椎茸は工場で計画的に生産される代物とはちょっと違うことに早く気づいて欲しいところ。デフレに慣れてるバイヤー様・・・ここだけの話、乾物は高い時のほうがよう売れまっせ〜!!

色々ヤボ用に追われて時間の使い方が悪い私ですが、今年はしっかりHPの更新ガンバリマス。


2002年9月12日
2002年乾しいたけ−VOL.2

前回お知らせしておりました乾しいたけの状況ですが、9月になりましていよいよ価格修正が本格化してまいりました。市場の方はもう生産者や団体の方の在庫を少なくしておりまして、毎回の入札でも近年にない高値が続いております。

特に中国産農産物の残留農薬懸念なども影響して、日本産乾しいたけの人気もたいへん上がってきております。どうぞよろしくお願い申し上げます。


2002年6月25日
2002年乾しいたけ−VOL.1

TOPページに掲載しております「平成14年度 宮崎県乾しいたけ品評会 1等品」は、本当にすばらしい乾しいたけです。シイタケはシイタケだから味も一緒とは、食べてない人の思い込みです。このような出来の椎茸は正直探すのが大変になってきております。

それもそのはず、生産する人がもうそんなに沢山いらっしゃらないのです。安価でとぎれもなく毎日生しいたけ出てるじゃないか?と思われるでしょうが、単純に生しいたけを乾燥すれば乾しいたけが出来るというもんではありません。

今年の分の乾しいたけ生産について言えばほとんど4月までに終わっているのです。10月ぐらいに出る「秋子」のしいたけが出ますが、全体の生産量のほんの一部と言っていいでしょう。

我々地元の業界関係者は、この傾向がさらに進むと感じております。多くの方においしいものをという気持ちは大事にしたいのですが、いかんせんこの流れですので、乾しいたけの中でもこれは特別!というものは、大きな流通にのりにくくなり、口コミの中で直接流通しはじめるのではないでしょうか?

よくTVなどでいう「まぼろしの・・・」が本当に起きるようです。希少価値が高まるのは、業者として正直期待するところですが、反面安定供給が出来なくなるのも心配の種ではあります。