庭のほだ木に椎茸が。
春子はよく発生するが、秋はどうかな?と思ってたら12月になって小さい芽が出たかと思ってたら雨の度にむくむく大きくなりました。
朝食には味噌汁に、夕食にはバター炒めと採り立ては美味しいですよね。
今日は保険屋さんのくれた冊子に「ご馳走」のことが書いてあった。『ご馳走という言葉はもともと駈けずり廻り走り廻って食材を集め、心を込めて料理するところからきているという。そこに食べてもらう相手の人に喜んで欲しい、おいしく食べて欲しいという思い、願いが込められているのである。』(PHP
12月号)
うーん、食材や料理の見栄えや値段も大事だけれど、つくる人と食べる人の思いがつながると「ご馳走」になって幸せ感じるんだなと思いました。
最近中国産椎茸から日本産椎茸に変えるお客様が増えてきました。安心安全の日本産がなによりと言っていただいております。私どもも生産地と密着しておりますのでうれしい限りです。
私どもが日本産ご使用の際にお伝え申し上げていることのいくつか。
日本産乾椎茸は年々減少高齢化する生産者の努力で生産が行われています。大量生産の中国に比すれば、同じ規格と数量をいつも供給できるわけではありません。よく食品工場の方からお叱りを受けますが、森林のもとで自然の影響を受けながら育つものですから、人間と同じでクローンなものは出来ません。雨が多いときは、黒っぽいものが多くなります。寒いときは肉厚で重いものが多くなります。気温が急に上がる時期には成長が早く薄いものになります。言い訳がましくなりますが、正直乾椎茸をご利用いただく方の理解も必要です。
椎茸に限らず、同じ規格、安定供給、値段ついての努力といった条件が積み重なってくると中国産へ中国産へとシフトせざるを得なかった会社も多々あるのではないでしょう。
国産乾椎茸はほんとにデリケートです。生産量、品柄、発生のタイミングなどなど。入札場で会うキャリアの長い方でも「毎年一年生じゃもんなぁ」とよくおっしゃられます。奥が深いです。
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